Shiwa Energy Station

  • 施工年:2014.06
  • 計画地:岩手県紫波郡紫波町
  • 敷地面積:511㎡
  • 延床面積:186㎡
  • 規模:地上1階
  • 構造:S造一部RC造

オガールプロジェクトは、紫波町が遊休地だった10.7haの区域にデザインガイドラインを策定し、公民連携の手法で環境や景観に配慮した街づくりを進め、全国的にも注目を集めている計画である。本エネルギーステーションは日本初となる木質バイオマスを活用した地域熱供給施設の新築工事である。限られた予算により、屋根は金属折半屋根、外壁は金属系サイディングという超ローコスト建材を使用しながら、工場や生産施設らしくないデザインとするために屋根形状を切妻形式とし、さらに折半屋根の小口を隠すために外壁を折り曲げた軒樋形状とした。折半屋根特有の断面形状を消し去り垂直水平ラインで統一する計画とした。また、木チップの搬入口であるサイロのふたは、ダンプによるダンピングに対応するためW=4000,D=3800の巨大開口にスライド式のふたを設置するための手動式可動式屋根を計画した。

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